アンコールに入った頃はもう十時を回っていた。ああ確実に終電フラグ。まあ覚悟してたけど。三時間……三時間半だなぁ。
aikoが待ち遠しくてずっと座って待つつもりだったけど、途中から立ってた。aikoコールの中、aikoを待つ。こうして待つ私だけどそれなりにaikoを愛している。さしもしらじな燃ゆる想いを。

青い蒼い光の中、きっと中央にaikoがいる。

EN1・自転車
「長い坂を自転車こいで またあなたがやってきそうで」

で浮かぶ、切ない希望、ほろ苦い絶望。
そういうのがない交ぜになってて、僅かに希望が、善き感情が勝ってると思う曲。
この曲についての原稿は、もう出来てるけど、まだまだ入稿は先だし、原稿のコンセプトはブレないにしても、もっともっと、いろいろと解釈が変わるかも。

服は金沢と同じくaikoは黒T、メンバーボーダーTでした。黒T結局買っちゃった〜 黒って言うか緑がかった黒なのね。スカートは赤で、黄色のマーチン。


アンコールはいつも記憶が定かじゃない。
なのでもしかすると事実と違ってるかも知れませぬご了承ください。


「アンコール、本当にどうもありがとうございます」
十年ぶりにやってきた富山。初めての人もいる富山。
そんなひとりひとりの心に届きますように。
何だかもう、aikoが結構涙ぐんでたような。そういう兆候は、出ていたような。

EN2・シアワセ
シアワセを歌うことで、ひとつひとつ石を置いていっているような。
ちゃんとここに、aikoに会いに来てくれた皆がいてくれるということを示す石を。
あなたがここにいてくれるから、後悔せずに前を向いたまま、立ち止まることも怖くない。
ちょっと一見すると前向きなのか後ろ向きなのかわからない歌詞だけど、悩みや困難に立ち向かっていく姿勢が伺えるような。シアワセも、金沢の時にも書いたけど、もっと考察深めていきたいね。

改めてメンバー紹介、みんなに拍手っ
ああ、もう終わっちゃうんだなあ…さみしいなあ。
最後のaikoのあいさつ。aikoの鼻が赤くなってて、目も潤んでて、声もちょっと潤み始めてて。
そうだね。十年ぶりだもんね。十年前に来た人とかも私もそうだけど当然いるわけで……
よかったね、aiko。
いつもより近かったから、いつもより大きく聞こえた、でもそれだけじゃない、とても大切に聞こえた、彼女の生の声。
きっときっと、皆に届いたはずだよ。


メンバーははけて、ステージにはaiko一人。何度も書くけど、十年ぶり。十年ひと昔、とは言いますが。
「十年前にも来たよー!」
a「本当!? お互い、年とったねー!」
そうです! きっと私以外にもいっぱいいただろうけど。私も15でしたが25になっちまいましたよ。
これ書いてて思うけど、その頃からもずっとずっと aikoが好きなんだろうなと思ってたけど、本当に、25になった今でも一番に好き、人生って言ってしまうくらい好きって言うのは、ちょとすごいことだぞ。

この会場には、今いろんな人がいると思う。aikoは語る。
「子供預けて来てる人。受験生やけど、勉強休んできてくれた子。仕事辞めて、これからどうしよう…って思ってる人」
……子供預け、はないけど、受験生だった時も、失職してた時も、aikoのライブに行ってた私は、このaikoの言葉、とても他人ごとには思えなかった。
そう、いろんな人がいると言うことは、「いろんな私」も今までのライブ経歴の中に存在していたということ。
まるでそれは、時のシルエットというアルバムで表されている、いろんな時間の中にある、自分というシルエット達のよう。


「そういういろんな人達が集まって、手挙げたり、声出したりしてくれたから、この魔法の時間があるのね。
 aikoにも辛いこといっぱいあるし、テレビ見てうわーって思ったりする日もある」

「でも、また皆とこうして逢いたい、また魔法の時間を作れたらって思うから、頑張れるの」


この、このaikoの言葉が――ほとんど、私が想っていた通りのaikoだったから、aikoそのものだったから、私は感極まった。


「だから、皆も頑張ろ」
「また、いつか絶対に、この会場にいる一人一人の皆と逢えますように」

逢いに行くよ。約束を守るよ。

そう、約束。


――いつかまた 逢える日が 来るでしょう――
――その日まで 必ず 元気で いてね――


……aikoが歌ったのは、そのワンコーラス。
だけど、とても美しい、「約束」の一節。
きっときっとひとりひとりの心に結ばれた約束。

また逢いに来るよ、逢いに行くよ、うん、絶対!

だって。だって!

a「それが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!???」

\\\\\\!!!!!ライブ!!!!!//////

なんだも〜ん☆  最後あーりん風味じゃねえか!
あっ、ひっこむ前のaikoのアクションかわいいので今度やろうとおもいます(誰得)

キャストロール・何の曲か頑張って考えたんだけどわかんなかったから、ライブのあとついったーでしょくじんさんに訊いた!恋スパジャズバージョン……だと!? しらんわー!きこえんわー!

セットリストロール・ずっとストリングスアレンジVer
向かいあわせ・恋スパ・ずっとはOPとEDに出て来たけど、ホーム「……」みたいな感じのハブられ感やばいですね…PVも見たことないし私…

最後に出てくる英文の訳はざっとこんな感じ。


「今日は来てくれてどうもありがとう。
 あなたがいなかったら、15年目までやってこれなかったよ。
 いつでもあなたのことを想っているからね…☆ from aiko」

本当に、いい閉め方でございます。




ライブ終了後、沢山の想いをしたためてアンケート投函! フォロワーのききさんと、そして有名人まいまいと初対面したり! わいわいきゃいきゃい。そして時計見てみたら十一時直前でやんの…まさかこんな遅い時間までやるとはaiko…ゴクリ

本当は電車の中で姉と一緒に喋りながら余韻ライブするつもりだったけどお互い疲れてて。でも家に帰ったらいろいろ話しました。

姉が、ライブレポじゃないけど、aikoライブを初めて見て想った事を書いてくれたんですけど、すごく感動したので一部掲載。一部略などあり。

「aikoファン同士はみんな中が良くて平和・平穏な印象。
 一人一人辛いことがあっても皆が仲良くしているのがいいなあと」
「ライブという場が一つの世界観で(世界、aiko共和国やaiko同盟)(たまき注:aikoついに王様に……)aikoとファンで一つになって世界観を作っていって、(略)ファンとaikoの絆、結束も強くて、私も初めてその仲間入りをさせていただき感謝しています」
「aikoは“時間”と表現していたけども私としては“世界”という感じ。
 aikoとファンの“魔法の世界”という雰囲気・印象。素敵です。体験出来て良かった!」
「もし仮に私が難聴になっても、aikoの曲だけは忘れないしこのライブの感動も忘れないし、新曲来たら歌詞カードを詩集のように読んで味わうよ。aikoが贈ってくれた曲、歌声は永遠です」
「10年後20年後もっと先にこの日のライブはいい思い出になっている。
 もし本当に修道院行けるなら(注・姉はクリスチャン)私はどんな思い出よりこの日のライブの思い出を持って入るのだろうなあ」

難聴のとことか最後の下りに感動した(´;ω;`) って身内ひいきすんまそん。姉とはaikoライブにずっとずっと行きたかったし一緒にDVD見たりもしてたし、歌番組や紅白もaiko出たら絶対一緒に見てるし、私よりaikoのことよく覚えてたりするし……そんな姉と最初に一緒に行ったライブがすごく感動するものでよかった。
そして私自身も、もっともっと沢山aikoに会いたいって思ったよ。もうちょっとお金や時間に余裕があればもっと沢山遠征出来るのだけどね。
ま、さしあたってのaiko愛の表現は文学フリマの原稿ですわね…




と、言うわけで富山ライブレポ、でしたっ!
何だかいろいろ書きもらしもあるだろうけど大目に見てください、ライブレポの恥も書き捨てっ☆ それがラーイブレポ!
お会いした、むらまささん・たっかんさん・ひがぴーさん・こーじさん(ちょっとした挨拶だけでごめんちょ☆)・ききさん・まいまい、どもどもありがとうございます! また逢いましょー!


そしてそしてもしここまで読んで下さった方がいらっしゃいましたら、どうも乱文乱筆にも関わらず読んでくださいましてありがとうございます!お疲れさまでしたーあなたの余韻ライブのお手伝いが出来たら幸いです!感謝感激雨のち晴れでございますっ!

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